はやこまブログ

(当サイトはプロモーションを含みます)

土木

積算で購入土を計上する際の土量計算【土木】

投稿日:2021年4月6日 更新日:

積算で購入土を計上する際の土量計算をざっくりと解説します。

なお締固め率C=0.9、ほぐし率L=1.2として計算していきます。

最初に結論を言うと、盛土後や埋戻後の土量として100m3必要であるとき、積算上にて計上すべき購入土の土量は

100/0.9×1.2=133m3

となります。

順番に計算していきましょう。

まず盛土後(埋戻後)に100m3必要ということは、締固めた後の土量が100m3であるということになりますよね。

締固め率C=0.9とした場合、必要な購入土の地山土量は

100m3/0.9=111.11・・・≒111m3となりますよね。

この計算にて、埋戻後に必要な購入土の地山土量は111m3であることがわかったかと思います。

これで終わってはいけません。

購入土というものは、ほぐされた状態の土です。

そのため、先ほどの計算にて算出した地山土量111m3にほぐし率L=1.2を乗じます。

111m3×1.2=133m3

よって上記条件にて必要な積算上の購入土の土量は133m3となります。

わかりましたでしょうか。

積算にて購入土を計上する際は、数量の算出に注意しましょう。

・あわせて読みたい
>>>「土木施工管理技士 おすすめの問題集・過去問と作文作成代行
>>>「土量計算(土量変化率)を解説【間違えやすい例題付き】
>>>「効率の良い土木の勉強方法

-土木

執筆者:

関連記事

分数

分数、角度、パーセント換算表

分数で表された勾配がどのくらいの角度なのか換算した一覧表を掲載しています。

岸壁や物揚場に停泊している船

岸壁と物揚場の違い

岸壁と物揚場の違いをご存じでしょうか。実は2つとも同じ船を係船させる施設の呼び名ですが、たった1つの違いにより呼び方を変えております。記事では岸壁と物揚場の違いをご説明します。

長さの単位「m」「cm」は「メートル」「センチメートル」とは言わない?土木業界での特殊な言い方を解説

土木業界では「m」「cm」のことを「メートル」「センチメートル」とは言いません。土木業界で言われる特殊な言い方を解説。

濁った水

汚濁防止膜の種類と違い

汚濁防止膜には、大きく分けるとシルトフェンス、オイルフェンス、ネットフェンスの3種類があります。土木初心者向けに、それぞれの違いや特徴をご紹介します。

パラペット

パラペット(土木)の意味を解説

土木用語として用いられるパラペットの意味を、図を使いながら簡単に解説しています。