「一生に一度はお伊勢さん参り」と言われるほど、古くより日本中から多くの人が訪れている伊勢神宮。年中を通してたくさんの人でにぎわっている伊勢神宮ですが、注意しなければならない点があります。
それは、伊勢神宮でお願いごとをしてはいけません。
普段あなたは神社でどんなお願いごとをしていますか。
「宝くじが当たりますように」
「家族が健康でいられますように」
「受験に合格しますように」
「元気な赤ちゃんが産まれますように」
「素敵な恋愛ができますように」
こうしたお願いは伊勢神宮ではしてはいけないのです。
「えーっ、せっかく伊勢神宮に行くのにお願いごとしたらダメなの?」と言った声が聞こえそうですが、大丈夫です。ちゃんとした参拝方法であれば、伊勢神宮でお願いしても大丈夫です。
この記事では、正しい方法で伊勢神宮でお願いごとをするための参拝方法をご紹介します。
伊勢神宮でお願いごとはNG
伊勢神宮でお願いごとをしてはいけません。神社と言えばお願い事をするイメージでしょうが、伊勢神宮ではNGです。
伊勢神宮には衣食住を司る神様をお祀りされている「外宮(げくう)」と、皇室の祖先である天照大御神をお祀りする「内宮(ないくう)」があります。
内宮の一番奥にある「正宮(しょうぐう)」とよばれるお宮に、天照大御神がご鎮座されており、伊勢神宮に行くということはこの正宮に行くことと言っても過言ではありません。
この内宮の正宮にたどり着くと、お賽銭箱も鐘紐もない社殿があります。ここで多くの人がお願い事をしてしまっています。
この正宮は日ごろの感謝を伝えたり人類の平和を願う場所です。個人的なお願いをするような場所ではないのです。内宮の正宮はとても格式のある場所です。ただただ感謝をしましょう。
お待たせしました。内宮の正宮では個人的なお願いごとをしてはいけませんが、内宮の中にちゃんと個人的なお願い事をできる場所があります。ほっとしましたか?その場所について次にご紹介します。
伊勢神宮でお願いごとをするためには
伊勢神宮の内宮で個人的なお願いごとをするためには、荒祭宮(あらまつりのみや)へ行きましょう。この荒祭宮は内宮の中にあり、正宮の近くにあります。
荒祭宮は正宮の次に格式が高い社殿です。ここではいつも行く神社のようにお願いごとをして大丈夫ですよ。
とは言っても格式の高い伊勢神宮ですので、あまりにも下世話なお願いことはやめておきましょう。
おまけ
内宮の正宮では個人的なお願いごとをしてはいけないことがお分かりいただけたかと思います。もう1つ注意したいのが、お賽銭もダメです。
正宮に行くとお賽銭箱はありませんが、白い布が敷かれています。ここへ訪れている人が次々とその白い布へお賽銭を放り投げています。実はこれNGです。
正宮ではお賽銭をすることは禁止なのですが、禁止と言っても投げ入れる人がいるため、お賽銭が神聖な正宮の地面に触れないようにするために白い布が敷かれています。
正宮以外ではちゃんとお賽銭箱があるので、そこで供えるようにしましょう。
あと、伊勢神宮にはおみくじがありません。伊勢神宮を訪れること自体が大吉なのです。
正しい参拝方法で、伊勢神宮を満喫しましょう。
以下のページでは、伊勢神宮周辺が渋滞しやすい日時をご紹介しています。
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