はやこまブログ

(当サイトはプロモーションを含みます)

土木

図面の縮尺「NTS」について解説

投稿日:2021年3月22日 更新日:

図面の縮尺欄に「NTS」と書かれていることがありますよね。これは「縮尺が無い」ということを表しています。

「NTS」の使われ方や「NTS」以外の表記方法などを解説しています。ご覧ください。

図面の縮尺「NTS」の意味

「NTS」の意味は「縮尺が無い」ということであり「Not To Scale」の省略です。

図面を書くときは普通なら「1/100」などと縮尺を書くのが普通ですが、たまに縮尺フリーで書く図面があります。このような図面のときに「NTS」と表記します。

よくガスや水道などの配管図や、電気の配線図や系統図などに使われていることが多い印象です。

「NTS」以外にも以下のような表記をすることがあります。

  • N.T.S.
  • Not to scale
  • Non scale
  • Scale none
  • n/s
  • ー(ハイフン)

どれも全て「縮尺が無い」ことを示しています。上記の表記でも大文字と小文字の使い分けが様々にあります。

「どれが正解?」と思われるかもしれませんが、「どれも正解」と言えます。図面を書く人やその業界によって、さまざまな表記をされています。

ちなみに私が個人的によく見かけるのは「NTS」ですが、「縮尺が無い」ということを正確に伝えることが大事ですね。

・あわせて読みたい
>>>「土木施工管理技士 おすすめの問題集・過去問と作文作成代行
>>>「 効率の良い土木の勉強方法

-土木

執筆者:

関連記事

フレッシュコンクリートを運ぶアジテータートラック

フレッシュコンクリートの性質・用語

フレッシュコンクリートの5つの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラシチシティー、フィニッシャビリティー、ポンパビリティー)の違いを、土木初心者向けに説明します。

堤防

堤防と護岸の違い

堤防と護岸の違いを説明できますでしょうか。似ているようで実は違う二つの施設について、その違いや特徴をご紹介しています。

視線誘導標(デリネーター),車線分離標(ラバーコーン),道路鋲(キャッツアイ)などの「道路付属物」の種類と用途をざっくりと解説

街中でよく見かける視線誘導標や車線分離標などの「道路付属物」は、大きく分けると5種類あります。よく似た製品と思われるかもしれませんが、目的や用途が全く違います。この記事ではそれぞれの種類や用途などをざっくりと解説しています。

プレストレストコンクリート

プレテンションとポストテンションの違い

プレストレストコンクリートの「プレテンション方式」と「ポストテンション方式」の違いを簡単にご紹介しています。

濁った水

汚濁防止膜の種類と違い

汚濁防止膜には、大きく分けるとシルトフェンス、オイルフェンス、ネットフェンスの3種類があります。土木初心者向けに、それぞれの違いや特徴をご紹介します。