日常やイベントごとで必ず気になる天気予報。洗濯物、ディズニーやユニバ、遠足や旅行、花火大会、結婚式、町内イベントや奉仕作業、野外フェス、野球やゴルフ、マラソン、釣り、サーフィン、プール、くせ毛、工事などなど。
「明日の降水確率は40%です」
天気予報でよく聞くフレーズですよね。
でも天気予報で降水確率○○%と言われても、よくわかりませんよね。
「結局、雨は降るの?降らないの?」
「で、傘はいるの?いらないの?」
そんな疑問にお答えします。テレビニュースや普通のメディアでは表現できないような言い方でお伝えしますので、参考にしていただけると嬉しいです。
最初に言っておきますと、天気予報や降水確率はあくまでも確率であり予報ですので外れることもあります。またこれからご紹介する内容は、私の個人的な感想や経験をもとに話しておりますので「必ずこうなる」と言うものではありませんのでご了承ください。
目次
降水確率の意味
降水確率の意味をざっくりと解説します。
降水確率とは「雨が降る可能性を数字で表したもの」です。
例えば天気予報で「明日の降水確率40%」とあれば、「明日と同じ気象条件となった過去のデータを調べたところ、100日中40日は雨が降った」という意味です。
天気予報は過去の天気・気象条件のデータをもとに予報しています。気象条件とは温度や湿度、風向きや風速、気圧配置などのことです。
気象条件は過去と全く同じにならないことが多いため、予想日と似たような気象条件の日の過去データを集めて分析し「降水確率○○%」と発表しています。
もう少し詳しい言い方をすると、気象庁では降水確率について以下のように解説されています。
・予報区内で一定の時間内に降水量にして1mm以上の雨または雪の降る確率(%)の平均値で、0、10、20、…、100%で表現する(この間は四捨五入する)。
気象庁
・降水確率30%とは、30%という予報が100回発表されたとき、その内のおよそ30回は1mm以上の降水があるという意味であり、降水量を予報するものではない。
気象庁の解説からわかることは、降水確率は「雨が降る可能性」を表現したものであるため、降水確率では「どれくらい強い雨が降るか」はわかりません。「どれくらい強い雨が降るか」を表すときは「降水量:○○mm」と表現しています。
ちなみに上記の気象庁の解説で「1㎜以上の降水」とありますが、「降水量1㎜」を具体的に言うと、傘を差す人と差さない人に分かれるぐらいの雨の量です。ミストよりは水の粒が大きいです。
また降水確率は10%刻み(四捨五入)で表すため、「降水確率4%」との分析結果の場合は四捨五入で「降水確率0%」と表します。つまり降水確率0%でも雨が降る可能性は若干あります。(後ほど解説)
続いては、「雨は降る?降らない?傘はいる?いらない?」という疑問にお答えします。
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雨は降る?降らない?傘はいる?いらない?
降水確率の意味はわかっても、雨が降るのか降らないのかがわからないですよね。降水確率によって傘が必要なのかいらないのか知りたいところだと思います。
降水確率はあくまでも確率であり予報なので「100%こうなる!」とは言い切れませんが、外で仕事をすることが多い私がいつも天気予報を見たときに感じる感覚的なものや判断基準を紹介します。
降水確率0%、10%、20%
降水確率0%、10%、20%なら、雨は降らないと思って良いでしょう。私なら傘は持って行かないです。
この降水確率で雨が降るとしても、1日中雨が降り続けるとは考えにくいし、降ったとしても数時間であったり小雨であったりする日が多いと感じています。
(降水確率から降水量や降雨時間はわかりません。今までの経験から感覚的に言っていますので悪しからず。)
降水確率30%、40%
降水確率30%、40%なら、少し雨を気にします。「どうせ雨なんて降らないだろう」と思いながらも、折りたたみ傘を一応カバンに忍ばせておきます。
この降水確率のあたりだと、天気予報でもお天気キャスターが「念のために傘を持っていくと良いでしょう」と言っています。
30%、40%の確率は、2人でじゃんけんを10回して、勝ち・負け・あいこのうち3~4回勝ちになる確率ぐらいです。
降水確率50%
降水確率50%なら、私なら折りたたみ傘は必ず持っていきます。黒い雲が多ければ普通の傘を持っていきます。
50%の確率を例えると、サイコロを振って偶数が出る確率(または奇数が出る確率)と同じです。つまり2分の1ということです。
降水確率50%からは、だいぶ雨が降る可能性が高いと思っておくと良いでしょう。
降水確率60%、70%
降水確率60%、70%なら、雨は降ると思ったほうが良いでしょう。
この降水確率でも家を出るときに雨が降ってないときがよくあります。でも数時間後には雨が降り始めるパターンが多いので、傘は持っていきましょう。
サイコロで例えると、あなたがサイコロを振って5・6以外の1~4が出る確率が67%です。
降水確率80%、90%、100%
降水確率80%、90%、100%なら、間違いなく雨が降ります。
もし雨が降らなかった場合でも、太陽が出るような晴れではなく、今にも雨が降りそうな曇りだったり、ミストみたいな霧雨が降っていたりするでしょう。
サイコロで例えると、あなたがサイコロを振って6以外の1~5が出る確率が83%です。
続いては、「降水確率のよくある間違い」をご紹介します。
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降水確率のよくある間違い
降水確率のよくある間違いを解説します。
×降水確率0%は必ず晴れる
降水確率0%は、ほぼ間違いなく晴れます。でも、100%晴れるという意味ではありません。
気象条件の過去データの解析により、降水確率4%となれば、四捨五入により降水確率0%と表現されます。
つまり、降水確率0%は降水確率0~4%であるという意味です。まあ正直、降水確率0%であれば雨の心配はいりません。
×降水確率50%は、午前は晴れて午後は雨が降る
「明日の降水確率は50%」と予報があったときは「明日と同じ気象条件の過去のデータを見れば、100日中50日は雨が降る」という意味です。
つまり降水確率では、1日のうち、どのくらいの時間が晴れてどのくらいの時間が雨が降るということはわかりません。
1日の中での天気の変化を表すときは、「晴れ時々雨」「晴れのち雨」といった表現をします。
×降水確率100%は大雨が降る
降水確率が100%であれば、ほぼ間違いなく雨が降ります。しかし、どのくらいの激しい雨が降るかは、降水確率ではわかりません。
つまり降水量100%でも、ずっと小雨の日もあります。
天気予報で雨の量は「降水量○○%」と表現されます。雨の量を知りたいときは「降水量」に注目してください。
×降水確率40%は、40%の場所で雨が降る
天気予報で「東京都 降水確率40%」と発表されても、「東京都の40%の場所で雨が降る」という意味ではありません。
予報エリアのどの範囲で雨が降るかは、降水確率ではわかりません。
降水確率は、あくまでも雨が降る可能性を表現したものであり、雨が降る面積・エリアを表してはいません。
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