埋戻(うめもどし)と盛土(もりど)の違いを簡単に解説しています。
土木初心者にとってはどちらもよく似た作業なので、違いがわからないと思います。
2つの工種の違いをざっくりと図を使って解説していますので、ご覧ください。
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埋戻と盛土の違い
埋戻と盛土の違いは、文字どおり土を「埋める」のか「盛る」かの違いです。
それぞれの語句を教科書的に言うと以下のようになります。
- 埋戻:構造物の築造又は撤去後、現地盤線又は計画埋戻線まで埋め戻す箇所
- 盛土:現地盤線又は計画埋戻線より上に土砂を盛り立てる箇所
わかりにくいですよね。ざっくり言い換えます。
まず埋戻ですが、地盤に埋まっている構造物(たとえば古い側溝など)を撤去すると、構造物の分だけ地盤下に空間が生じますよね。そこへ土を投入するのが埋戻です。
このほかにも、構造物(たとえば擁壁など)を設置するために床掘した後に、埋戻が必要となります。
盛土は、現地盤線や計画埋戻線よりも上に土を盛ります。河川堤防のように土を盛ることです。
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