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フラット、セミフラット、マウントアップの違い【歩道の構造】

投稿日:2021年4月8日 更新日:

歩道の構造「フラット」「セミフラット」「マウントアップ」の3つの違いをざっくりと解説しています。

フラット、セミフラット、マウントアップの違い

フラット、セミフラット、マウントアップの違いは以下のとおり。

  • フラット・・・歩道面と車道面の高さが同じ
  • セミフラット・・・歩道面が車道面より高いが縁石より低い
  • マウントアップ・・・歩道面が車道面より高く縁石と同じ高さ

以下の画像を見るとよくわかるかと思います。

歩道の構造形式(フラット、セミフラット、マウントアップ)の違いは「道路構造令」や「道路の移動等円滑化整備ガイドライン」などにて定められています。

フラット

フラット構造は、車道面と歩道面の高さが縁石を挟んで同じになる構造のことをいいます。

縁石の車道側については、縁石の高さが15㎝以上となるように設置する必要があります。

続いてはセミフラットについて解説します。

・あわせて読みたい
>>>「土木施工管理技士 おすすめの問題集・過去問と作文作成代行
>>>「効率の良い土木の勉強方法

セミフラット

セミフラット構造は、縁石を挟んで歩道面が車道面より5㎝高くなる構造を言います。

縁石の車道側については、先ほどのフラット構造と同じように、縁石の高さが15㎝以上となるように設置する必要があります。

道路の移動等円滑化整備ガイドラインでは、このセミフラットを推奨しています。

近年で歩道を整備する際は、このセミフラット構造が主流となってきています。

最後にマウントアップについて解説します。

マウントアップ

マウントアップ構造は、歩道面を縁石と同じ高さに配置し、車道面より高くなる構造です。

マウンアップではありません。マウンアップです。

マウントアップの英語はmount upで、mountには上がる・登るといった意味があります。

縁石の車道側については、先ほどのフラット構造やセミフラット構造と同じように、縁石の高さが15㎝以上となるように設置する必要があります。

一昔前はこのマウントアップ構造が主流でした。

しかし乗り入れ部や取り付け部では歩道の縦断勾配を変えなければいけないため、歩行に支障をきたすといった問題が発生したことから、現在ではあまり採用されません。

まとめ

  • フラット・・・歩道面と車道面の高さが同じ
  • セミフラット・・・歩道面が車道面より高いが縁石より低い
  • マウントアップ・・・歩道面が車道面より高く縁石と同じ高さ

現在の主流はセミフラット構造である。

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>>>「土木施工管理技士 おすすめの問題集・過去問と作文作成代行
>>>「土木の基礎知識~初心者が覚えておきたい用語まとめ~
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