土木

港湾と漁港の違い

投稿日:2019年7月25日 更新日:

船がたくさん停泊している港

1日にたくさんの船が行き来する「港湾」や「漁港」ですが、違いを説明できますでしょうか。

名称が似ているこれらの施設ですが、まったく異なるものです。

この記事を読めば「港湾」と「漁港」の違いをすぐに理解できますよ。どうぞご覧ください。

港湾と漁港の違いは2つ

港湾と漁港の違いは、わかりやすく分けると以下の2つです。

  • 適用される法律
  • 何の目的で使うか

それでは港湾と漁港の違いをそれぞれ解説していきます。

港湾とは

港湾は港湾法に基づいて整備や利活用がされています。

港湾が利用される目的は、貨物船への積みおろしをしたり観光船の離発着などに使われるのが一般的です。

また国の省庁でいうならば、国土交通省が管轄の施設です。

続いて「漁港」について解説します。

漁港とは

漁港は漁港漁場整備法に基づいて整備や利活用がされています。

漁港が利用される目的は、漁師が釣った魚を陸揚げしたり、その魚を加工したりされる場所です。

また国の省庁でいうならば、農林水産省が管轄の施設です。

港湾と漁港のイメージや違いがわかりましたでしょうか。

続いては港湾と漁港の呼び名とその見分け方を解説します。

・あわせて読みたい
>>>「岸壁と物揚場の違い
>>>「堤防と護岸の違い
>>>「公有水面埋立法を勝手にひらがな・現代語化

港湾と漁港の呼び名と見分け方

港湾と漁港では、その呼び名が違います。

港湾であれば、苫小牧港、横浜港、名古屋港、神戸港、博多港のように

「地名+港」で名づけられています。

漁港であれば、気仙沼漁港、焼津漁港、下関漁港、博多漁港のように

「地名+漁港」で名づけられています。

つまり、「○○港」という名称であれば港湾、「○○漁港」という名称であれば漁港を表しています。

まとめ

  • 港湾は貨物船などによる利用
  • 漁港は漁船による利用
  • 港湾は港湾法に基づき整備・利活用
  • 漁港は漁港漁場整備法に基づき整備・利活用
  • 港湾に関する省庁は国土交通省
  • 漁港に関する省庁は農林水産省
  • 港湾の名称は「地名+港」
  • 漁港の名称は「地名+漁港」

漁港と港湾の違いをご理解いただけたでしょうか。

以下のページでは、ほかにもこのような分かりにくい土木用語などをご紹介していますのであわせてご覧ください。

-土木

執筆者:

関連記事

積算で購入土を計上する際の土量計算【土木】

積算で購入土を計上する際の土量計算をざっくりと解説します。少し複雑と思う計算になりますが、理屈が分かればすぐに理解できます。ご覧ください。

岸壁や物揚場に停泊している船

岸壁と物揚場の違い

岸壁と物揚場の違いをご存じでしょうか。実は2つとも同じ船を係船させる施設の呼び名ですが、たった1つの違いにより呼び方を変えております。記事では岸壁と物揚場の違いをご説明します。

フレッシュコンクリートを運ぶアジテータートラック

フレッシュコンクリートの性質・用語

フレッシュコンクリートの5つの性質(コンシステンシー、ワーカビリティー、プラシチシティー、フィニッシャビリティー、ポンパビリティー)の違いを、土木初心者向けに説明します。

三平方の定理 ピタゴラスの定理

勾配、斜長(法長・斜辺)換算表

勾配から斜辺の長さを求めるための換算表を掲載しています。

視線誘導標(デリネーター),車線分離標(ラバーコーン),道路鋲(キャッツアイ)などの「道路付属物」の種類と用途をざっくりと解説

街中でよく見かける視線誘導標や車線分離標などの「道路付属物」は、大きく分けると5種類あります。よく似た製品と思われるかもしれませんが、目的や用途が全く違います。この記事ではそれぞれの種類や用途などをざっくりと解説しています。