近年、全国的に大雨、地震などによる災害が多く発生するようになってきました。
「ニュースで被害の様子をただ見ているだけなのは心苦しい」と思いますよね。
現地に行けなかったとしても、被災地から遠くに住んでいるあなたでも災害支援ができます。
しかし支援したいという思いが強すぎて、善意のつもりの支援が被害を受けた人からすると逆に迷惑になってしまうこともあり、トラブルになっている事例も発生しています。
この記事では、被害を受けなかったあなただからこそできる、ありがた迷惑にならない災害支援の方法をご紹介します。
もしかしたら次はあなたが支援を受ける番になるかもしれません。困ったときはお互いさまです。やっても意味ないかも…と思わずに支援をしてみませんか。
災害支援の種類
災害支援としてできることを3つご紹介します。その3つとは以下のとおりです。
- 寄付をする
- 物資の支援
- 災害ボランティア
それぞれを解説していきます。
寄付をする
災害支援の中でも一番ハードルが低くていつでも誰でもすぐにできる支援方法です。
よく著名人が100万円寄付したなんてニュースをみると思いますが、一般人にはそんな大金を寄付するなんてなかなかできませんよね。私も無理です。
寄付の金額の大小は気にしなくて大丈夫です。寄付をするというのが大事なのです。
一番簡単なの方法は、コンビニやスーパーのレジに置かれている募金箱に寄付することです。
また寄付には以下の3種類があります。
- 支援金
- 義援金
- 寄付金(ふるさと納税など)
それぞれの詳しい説明は割愛しますが、どれも立派な災害支援です。
無理して大金を寄付する必要はありません。無理のない範囲で支援してみませんか。
物資の支援
被災した場所へ物資の支援をすることができます。
被災した直後は、食料や水が無かったり、着る物や生活用品など様々なものが不足してしまいます。
普段、何気なく生活している時に使っているものが一気に使えなくなってしまっているので、物資の支援は喜ばれるでしょう。
ただし、迷惑になってしまう物資もあります。具体的には以下のとおりです。
- 千羽鶴や寄書き
- 食品(傷むもの)
- 古着(使い古したもの)
千羽鶴とか送ってしまいがちですが、邪魔になるだけです。
送りたい気持ちはわかりますが、被災した方からすると、スペースとられるし、あっても生活の役にたたないし、むやみに捨てられないし…と思ってしまいます。
千羽鶴を送りたいときは、タイミングをずらしましょう。少し復興したときや、式典があるときなど、被災した方が少し心の余裕が出てきたであろうという時が一番喜ばれます。
食品は、生ものは送ってはいけません。非常食やお湯を使って食べられるものであれば保存がきくので重宝されるでしょう。
古着は、あまりにも汚いものはやめましょう。知らない人の服を着るのに抵抗ある人もいますし、あまりに汚いとゴミを送りつけてきたと思われるかもしれません。
災害ボランティア
災害ボランティアでは、現地にて以下のようなボランティア活動を行うことです。
- 家の中の片付け
- 粗大ゴミの撤去
- 土砂の撤去、掃除 など
災害があるとテレビでもよくボランティアの映像が流れるので、イメージしやすいのではないでしょうか。
災害ボランティアの際に注意したいのが、現地での受け入れが整っていないときにボランティアに行くことです。
特に災害が発生してすぐに行くのはやめましょう。助けたい気持ちはわかりますが、行ったところで逆に迷惑になってしまう可能性があります。
まずは、被災した地域で災害ボランティアの受け入れがあるかの確認を行うようにしましょう。
災害ボランティアの受入れがあるかどうかは、被災した都道府県や市町村のホームページを見ることで確認ができます。
「すぐに何かしなくちゃ」と思う気持ちもわかりますが、迷惑にならないように冷静に行動したいところです。
まとめ
災害支援としてできることを3つご紹介しました。
どの支援も被災した地域や人々にとっては喜ばれることでしょう。
ただ、支援の気持ちが強すぎて、空回りしてありがた迷惑にならないように注意が必要です。
冷静に現地の状況を考えて行動し、支援していきましょう。