土木工事などを行う前に現場の地質などを事前に調査することを土質調査といいます。
その土質調査には「現位置試験」と「土質試験」の2種類あります。
言葉が似ているので少し混同してしまいますが、大きな違いがあります。
この記事では、「現位置試験」と「土質試験」の違いと、この2つの試験のときに必要となる「サンプリング」と「サウンディング」の違いをご紹介します。
現位置試験と土質試験の違い
現位置試験と土質試験の大きな違いはたった1つです。それは「試験をどこで行うか」です。
具体的に言うと以下のとおりです。
- 現位置試験は「現場で行う試験」
- 土質試験は「室内で行う試験」
それでは詳しく解説していきます。
現位置試験は現場で行う試験
現位置試験とは、現地にて土層の状態や性質などを推定する調査のことです。
代表的なものをあげると以下のとおりです。
- 標準貫入試験
- スウェーデン式サウンディング試験
- オランダ式二重管貫入試験
これらの試験が現位置試験と呼ばれるものです。
続いては土質試験について解説します。
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土質試験は室内で行う試験
土質試験とは、現地にて採取した土を室内で行います。
土の判別や分類、材料として適切か、力学的な性質を調べることができます。
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サンプリングとサウンディングの違い
サンプリングとは、現地で土資料を採取することを言います。
これに対してサウンディングは、現地にて地盤の支持力や地下水位の高さなどを調べることをいいます。現位置試験とほぼ同義語です。
サウンディング≒現位置試験であり、サンプリングは室内で土質試験を行うために現場の土を採取することをいいます。
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