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空m3と掛m2の意味や使い方を解説【m3とm2とは違う単位】

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「空m3と掛m2」は、「m3とm2」とは違います。

よく似た単位に見えるかもしれませんが、全然違う単位なので使い方を間違えないようにしましょう。

空m3と掛m2

「空m3」と「掛m2」は、「m3」と「m2」とは違います。

「空m3」と「掛m2」といった単位は、一般的には以下の工種の数量にて使用されます。

空m3

  • 支保工
  • 伐採木
  • 漁礁

掛m2

  • 足場

それでは、「空m3」と「掛m2」をそれぞれ解説します。

空m3とは

空m3は「空間・空げきを含んだ体積(m3)」のことであり、空体積とも言われます。

「空m3」の読み方は「くうm3」です。「そらm3」や、「からm3」ではありません。

発音としては「くうリューベー」でOKです。

支保工や伐採木、漁礁などの数量の単位によく使われます。

「空m3」と「m3」の違い

「空m3」は空間や空げきを含んだ体積です。「見かけの体積」と言ったところでしょうか。

例えば1m×1m×1mの容器があるとします。

この容器の中に満タンに水または土を入れた体積は「1m3」となります。

同じようにこの容器の中に伐採した木を入れた体積は「1空m3」となります。

何が違うかと言うと、容器内に空間や空げきがあるかどうかで使い分けられます。

水や土が「1m3」となるのは、容器内にびっしりと詰めることができるからです。

伐採木が「1空m3」となるのは、容器内には入れられるものの、丸太や枝葉などが重なり合うことで空間や空げきが生じてしまうからです。水や土のようにびっしりと詰めることはできませんよね。

支保工も同じです。例えば支保工「空1m3」であったとしても、この空1m3の空間内にびっしりと支保工のパイプがある訳ではありませんよね。

掛m2とは

掛m2は足場の面積としてよく使われており、掛面積とも言われます。

読み方は「かけm2」であり、発音は「かけへーべー」となります。

「掛m2」と「m2」の違い

「m2」は面積を表しており、壁の面積や舗装の面積などは「m2」を使いますよね。

「掛m2」は、私が知っている限りでは足場を設置する面積でしか使用しているのを見たことがありません。

足場を設置することを、足場を掛けると言うことからきていると考えられます。

「掛m2」は、「足場の設置延長」×「足場の設置高さ」より求められます。壁の面積を基準に算出します。

足場の単位が「空m3」とならないのは、壁面積を基準としているからです。足場幅も考えると「空m3」としても計算できそうですが、足場幅は一定であり、そもそも足場設置の目的を考えると「空m3」よりも「掛m2」とすることが適当であるとご理解いただけるのではないでしょうか。

・あわせて読みたい
>>>「長さの単位「m」「cm」は「メートル」「センチメートル」とは言わない?土木業界での特殊な言い方を解説
>>>「「m3」「m2」の呼び方(いくつかあります)
>>>「 効率の良い土木の勉強方法

まとめ

「空m3」は、空間や空げきを含んだ体積の単位。

「掛m2」は、足場の設置面積の単位。

・あわせて読みたい
>>>「 効率の良い土木の勉強方法

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